オリジントリップ2026 ケニア編

佐々木です。

1月19日~26日までケニアへ買い付けに訪れました。

成田から出国してインチョン(韓国)、アディスアベバ(エチオピア)を経由し、ナイロビ(ケニア)へ向かいました。家を出てホテルに到着するまで移動は約30時間ほど。ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港にお昼に到着し、日本との時差はマイナス6時間。標高1,600m、初夏のような気温で一日で気温差25度を経験します。

ケニアのコーヒー産業は政府介入があり色々と制限や規制があります。以前より土着品種である「SL種」の生産が少なくなってきており、品質はSL種に劣るが収量の多いRuiru11種やBatian種が多くなってきています。国の大きな収入源となるコーヒー産業のため、政府としては量を増やし外貨獲得を狙いたいところでしょう。

今回はケニアの輸出業者DORMANオフィスを訪れ、2カップ×170サンプルほどカッピングをすることができました。ケニアの買い付けは、サンプル数がとても多いことが特徴です。同じファクトリー(水洗工場のケニアでの呼び方)でも、収穫の一週間単位でのロットナンバーがつけられているため、同じファクトリーでも今週収穫ロット、先週収穫ロットなど区分けしているためサンプル数は他国の何倍にもなります。

10月1日を収穫の開始遺として、10-12週目(12月中旬から下旬)の収穫ロットに高品質なものが多かったです。今回はテロワールの変化を感じました。以前のテロワールとしてはフルーツトマトやブラックカラント(カシス)を思わせる力強く甘みの強いカップ、近年はアプリコットやクランベリーなどのやや落ち着いた印象のカップが多い印象でした。これらはRuiru11種やBatian種の混合によるものかと思います。
そして170サンプルの中には、ジャスミンやピーチを思わせるエチオピアのようなカップがちらほら出始
めていました。今回は170の中から6種のコーヒーを買い付け、5種はブラックカラント系、1種をジャスミ
ン系ロットを選定しました。

産地訪問としてニエリ、キリニャガを訪問しました。合計7つのファクトリーを訪問し、それぞれのマネージ
ャーのお話を聞くことができました。多くのファクトリーがFair Trade認証を受け、品質、従業員の労働
環境、サスティナブルを考え、真摯にコーヒー生産へ取り組んでいました。
買い付けロットの入港は5-6月頃を予定しています。ぜひ楽しみにしていてくださいね!