エチオピア産地視察
佐々木です。1月11~18日までエチオピアへ産地視察へ行ってきました。
エチオピアは人口が1.3億人と日本よりも多く、最大産業はコーヒーの輸出業です。コーヒーは13世紀にエチオピアで発見されたと云われており、その後エチオピアからアジアや中南米へ伝播されました。
同国は高度経済成長期を迎えており、首都のアディスアベバは近代的なホテルやビルが多く建てられスマートフォンも徐々に普及、中国資産の介入により、アディスアベバ・ボレ国際空港はアフリカ諸国へのハブ空港へと発展しています。初日はこちらに滞在し、休息をとりました。
翌朝アディスアベバから南部へ飛行機と車の移動で約5時間、エチオピア屈指の生産地域、イルガチェフェ・ゲデブ地区へ移動しました。皆様もお馴染みのGedeb Workaを生産しているエリアです。
その他、イルガチェフェゲデブ地区にあるBanko Gotitiやコチャレ地区のArichaなど過去取り扱いのあるウォッシングステーション(CWS)を見学することが出来ました。
BNT社が所有する16の施設の中で最も厳しい基準をクリアしているのがウォルカサカロ。こちらは毎年PASSAGEでも人気のコーヒーの一つですね。15トンの生産量の内、7割がウォッシュド、3割がナチュラル、その内の85%がG1規格で出荷される驚異の数字です。子会社であるレンジャー社を派遣し品質管理や教育を行ったり、給与の先払いでピッカーの生活を保証しチェリーの熟度をしっかりと見極めさせることなど、品質への意識や管理体制が徹底されています。
最近ではアナエロビックタンクも導入したりと新しい取り組みも行っていました。
現地でブラインドカッピングした際、実際にウォッシュドもナチュラルもウォルカサカロのカップが私の評価も高かったです。
今回の買い付け豆、ウォッシュドは6月頃、ナチュラルは8月頃にリリースを予定しています。
お楽しみに!