【COMMENT】
Colombia Washed Coffee Festival 2025で優勝したロットです。カリナさんの話を直接聞くことができましたが、トレンドに流させず自分の芯を強く持っている女性でした。土着品種でゲイシャを超えるカップスコアを叩き出しました。
「コーヒー栽培で特に意識していることはありません。全ての工程に気を付けなければ高い品質のコーヒーは育たたないから。しかし家、庭など、普段の生活をきれいにすることは心がけています。消費国や他の農家のことなど多くの情報は入ってきますが、自分のスタイルを変えることはありません。自分のベストを尽くして共感してくれる人がいたら、それは嬉しいことです」カリナさんはこう話します。
【Taste Note】
Passion fruit, Lyche, Black currant, Blood orange, Floral
【PROFILE】
FARMER:Carina Andrea Claros
FARM :
El Mirador
REGION: Tarqui, Huila
VARIETY : Caturra, Colombia
PROCESS : Fully Washed
ALTITUDE : 1,750m
【STORY】
エル・ミラドール農場のオーナーであるカリーナ・アンドレア・クラロスは、タルキ州ウイラ県の南に位置するエル・タブロン・デ・ベルヒカの集落に住んでいます。
2011年、20歳のときに、カリーナは夫とともに、2.5ヘクタールの土地を購入しました。そして、初めの苗には、さび病に強い品種として1982年にリリースされた、バリエダコロンビアを選びました。2005年にリリースされていたカスティージョも手に入れることは可能でしたが、タルキのほかの農家と同じようにカリーナは、コロンビア種“F5”を好みました。その生産性とフレーバープロファイルから、タルキの生産者に高く評価されているからです。
エル・ミラドール農園では、伝統的なウォッシュドプロセスを採用しています。カリーナ自身が次のように説明しています。
「この精製プロセスは、厳選された完熟チェリーの収穫から始まります。これらのチェリーは、12時間ドライタンクに寝かせられます。そして、パルプ除去ののちに、36時間の発酵過程にはいります。発酵の後、チェリーは徹底的に洗い流されます。
そして最後の過程で、パラボリックドライヤーで、15~20日間かけて乾燥されます。その期間は気象状況に影響されます。
タルキは、主に2つの理由から、ユニークなコーヒーテロワールとしてしられています。1つ目は、地理的な位置により、第1期と第2期の両方で均等な収量でバランスの取れたコーヒー生産が保証されており、年間を通じて高品質なコーヒーが安定的に供給されています。2つ目の理由は、その独特な微小気候にあり、マグダレナ川渓谷からの暖かい空気とセレニア・デ・ラスミナスからの冷たく湿った空気の影響を受けるため、チェリーの成熟にゆっくりと時間をかけます。これがコーヒーのフレーバーと品質を著しく向上させています。これらの要因が組み合わさって、タルキは例外的なコーヒー生産地域として評価
されています。
結論として、カリーナはコーヒー栽培の世界における若さと伝統の融合を象徴しています。彼女は若くして、自分の農場であるエル・ミラドールを経営する旅に乗り出し、業界に新たなエネルギーと視点をもたらしました。しかし、彼女は伝統的な慣習を堅持しており、特に、昔ながらさび病に強いコーヒーの木であるバリエダコロンビアを栽培することを選択しました。
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